最終更新日:2026年1月8日 at 9:57 PM

赤坂のサウナ事故を受け、築42年の自宅マンションのユニットバスを再点検し、錆びて劣化が目立つGOAL製の浴室ドアノブをDIYで交換しました。
このドアノブは、経年劣化により、内部の部品が酷く錆ついており、ラッチが正常に動かないことがあり、これまで KURE 5-56 の注入でなんとか騙し騙し使っていました。注1
そこで、万が一に備えてドアノブの故障でバスルームに閉じ込められても、ガラスを割って脱出できるよう、以下のように「緊急脱出用ハンマー」をバスルーム内に常設していました。


しかしながら、赤坂のサウナ火災死亡事故を受け、前回実施した ユニットバスのプチリフォーム の一環として、ドアノブの交換を DIY で施工することにしました。
2026.01.06 追記
注1 AI による回答ですが、ドアノブには「5-56」のような浸透潤滑油は使わない方が良いとされます。油をさすと一時的に動きはスムーズになるかもしれませんが、長期的には以下のような問題を引き起こす可能性が高いです。
・ホコリやゴミの付着: 油はホコリやゴミを吸い寄せ、内部で固まってベタつき、最終的に動作不良の原因となります。
・油切れの発生: 5-56は浸透性が高くすぐに蒸発(油切れ)するため、効果が持続しません。
【推奨される対処法】
ドアノブの不具合の原因によって、適切な対処法は異なります。
- 軽度のきしみや動きの悪さ:
内部の潤滑が必要な場合は、鍵穴にも使える潤滑剤スプレーの使用を検討してください。これらは速乾性があり、ホコリが付きにくい配合になっています。
例としては、KURE 鍵穴潤滑剤などがあります。 - ドアノブ本体の故障:
油をさしても改善しない場合は、経年劣化や内部部品の破損が考えられます。その場合は、ドアノブ本体または錠ケース全体の交換が必要です。
目次
既設のドアノブを採寸
新しいドアノブに交換するため、既存のドアノブについて、メーカー名を確認し品番を特定するため、以下のように採寸を実施しました。




交換用のドアノブを発注
上記での採寸の結果、以下の通り GOAL 製で、メーカー型番が ULW-4E BS70mm であることが特定されました。現在流通しているドアノブの大半はバックセット50~60mmが主流らしく、70mmは特殊扱いとなり、あまり見かけなくなっているようです。
バックセット(Backset:BS)とは、扉の面に定規を当て、扉の端を起点として”鍵シリンダー”、”握り玉”、”レバーハンドル”の付け根の中心までの長さであり、ドアノブ交換時に必ず測る重要な寸法です。この距離が合わないと新しいドアノブが取り付けられないため、交換する際は現在の製品のバックセットを確認する必要があります。
ULW-4E シリーズでは、バックセット70mm(BS70mm)は、モノタロウでは生産中止となっていましたが、幸いにしてアマゾンにて、3,900円(税込)で販売されていました。




交換用のドアノブ( GOAL ULW-4E BS70mm )が届く

アマゾンから新しいドアノブ( GOAL ULW-4E BS70mm )が届いたので、早速、ドアノブの交換作業に挑みます!
GOAL ULW-4E BS70mm のパッケージ内容
GOAL ULW-4E BS70mm のパッケージ内容は以下の通りです。取説は箱の内側に印刷されていたので、箱を壊しています。




事前準備
事前準備として、ULW-4E(新)にセットされている内部の握玉を取り外します。付属の突棒で内側の握玉止めの穴に押し込みながら握玉を引き抜きます。


2026.01.08 追加
作業にあたって、以下の工具を用意されることをお勧めします。
- プラスドライバー (+2) と マイナスドライバー (刃先 5.5mm) ⇒ VESSEL 製品情報
- ショックドライバー または インパクトドライバー(通常の方法ではネジが回らない場合)
- ハンマー(ショックドライバー用)
- ペンチ(緊急時用)
- バール(緊急時用)
- 金切鋸(緊急時用)
既存のドアノブの取り外し
新しいドアノブ(GOAL ULW-4E BS70mm)へ交換するため、先ずは以下の手順で既存のドアノブを取り外します。
後述しますが、この既存のドアノブは42年前のものであり、経年劣化により内部のメカが激しく錆びついており、通常の方法では取り外すことが全く出来ず、作業は困難を極めました。延々と3時間半に渡り悪戦苦闘の末、何とか取り外しに成功しました。
内側の握玉の取り外し(その1)
ドアノブ交換の第1フェーズは、内側のドアノブの取り外しです。
他メーカーではドアノブの根本の小さな穴に専用のフックレンチを引っ掛け、反時計回りに回して取り出すタイプもありますが、GOAL製のドアノブはその方法では取り外せません。
以下の要領で、内側のドアノブの穴に突棒(当方が所有するもの)を刺しながら握玉を内側へ強く引き出します。しかし、内部が錆びついていて、全く動きません。やむを得ず、強硬手段に…
手で引っ張っても、びくともしないため、マイナスドライバーを握玉の溝に入れ、テコの原理で握玉を無理やり引き出してみます。この作業を延々と2時間続け、少しだけ動かせましたが、結局、握玉は引き出せませんでした😭


ラッチの取り外し
ラッチは内側の握玉の取り外しを終えてから行う必要があるのですが、握玉の奥の金属が錆びついて、通常の方法では全く取り外せない状況です。
よって、握玉の取り外しは一旦断念し、イレギュラーな手順となりますが、ラッチの取り外しにトライしてみます。これは、正規の手順ではなく、内部のパーツを破壊し取り出す方法です。
ラッチを先に取り出す事で、ドアノブ破壊に伴う浴室内への閉じ込め事故防止にもなります。
以下のように、ラッチのネジ周りに KURE 5-56 を注入し、プラスドライバーでネジを外してから、マイナスドライバーをラッチのフロントの隙間に刺し込んで無理やりラッチを引き出しました。


内側の握玉の取り外し(その2)
ラッチの取り外しには成功したので、気を取り直し、再度、内側の握玉の取り外しにトライします。
最早、電動ノコギリで握玉を切断するしか手段がなさそうですが、家にはそのような工具が無いため、バールで破壊しながら握玉を引き出してみます。注2
バールの支点は破損防止のためタオルで巻きアルミ枠部分の上にし、、バールの作用点を握玉の溝に刺し込み慎重に握玉を引き出します。
途中で、KURE 5-56 を注しながら、この作業を延々と繰り返しているうち、何とか握玉の取り外しに成功しました😃
内部のパーツは錆びついてボロボロの状態でした。この状態から、最早通常の方法では取り外せない事が理解できるかと思います。


2026.01.08 追記
注2 電動カッターは火花が出るため屋内では利用できません。時間を要しますが、金切鋸で切断します。
丸座の取り外し
丸座のノッチにマイナスドライバーを刺し込み丸座を取り外します。取り外しにあたって、握玉の取り外し作業で変形した内側のノブの支柱をペンチで元の状態に整形します。


丸座裏板の取り外し
丸座裏板のビスに KURE 5-56 を注入し、プラスドライバーでビスを抜き取り、丸座裏板を取り外します。




外側の握玉の取り外し
外側の握玉を引き出すと、ドアノブが取り出せます。ラッチケース内が錆びだらけなので、貰い錆び防止のため、ラッチケース内を清掃します。


格闘の末、以上で既存のドアノブの取り外しを終えました。これは延べ3時間を超える至難の作業であり、途中で諦めかけましたが、忍耐と根性でなんとか取り外しに成功しました。
浴室の古いドアノブは、腐食が酷くて取り外しが困難であるため、DIY での作業は非常にハードルが高い事が良く分かりました。
新しいドアノブ(GOAL ULW-4E BS70mm)の取り付け
既存のドアノブの取り外しを終えたら、アマゾンから届いた新しいドアノブ(GOAL ULW-4E BS70mm)を以下の手順で取り付けます。
外側の握玉とラッチの取り付け
先ずはラッチを刺し込んでから、外側の握玉を時計回りに回した状態で、錠ケースのレトラクターがラッチ尾部に引っ掛かるようにして、ドアノブを刺し込みます。
室内側からラッチ尾部がレトラクターに噛まれているのを確認し、ノブを回してラッチが連動していれば、ラッチのフロントをビス止めします。






丸座裏板の取り付け
内側の握玉用の丸座裏板をビス止めします。丸座裏板は上下があるので、向きを確認して取り付けます。


丸座の取り付け
丸座の下部のノッチが下になるようにして、丸座をはめ込みます。


内側の握玉の取り付け
内側の握玉をはめ込みます。奥まで刺し込むと握玉がロックされます。


ドアノブの交換完了
大変な作業でしたが、以上でドアノブ(GOAL ULW-4E BS70mm)の交換作業を無事終えました。新品のドアノブ取り付けまでを含めると、4時間を要す困難極まりない作業でしたので、この部類の交換作業はもう二度とやりたくないです😱


2026.01.08 追記
寝室とトイレのMIWA製ドアノブを交換
特に不具合は無かったのですが、今後の不安解消のため、ついでに寝室とトイレのMIWA製ドアノブも交換しました。
ドアノブの寿命は、使用頻度や設置場所にもよりますが、10~15年程度とされていますので、事故防止のため、古いドアノブはなるべく交換した方が良いかと思います。
寝室のドアノブを交換
寝室は、MIWA製のドアノブ「MIWA BM(BS64/M型)」から「MIWA BM(BS64/D型)」へ交換しました。M型の握玉は、小ぶりで掴みにくかったので、D型を選択しました。
M型ドアノブの取り外し

* VESSELプラスドライバー(+2)を使用

D型ドアノブの取り付け




トイレのドアノブを交換
トイレは、MIWA製のドアノブ「MIWA BM(BS64/W型)」から同じW型へ交換しました。交換手順は、前述のD型と同様です。以下のギャラリーは、交換後のドアノブです。

