ダイソンV7みたいなサイクロン式 2WAYコードレス掃除機「simplus SP-RCL4W」を買ってみた!

update 最終更新日:2021年4月4日 at 1:10 AM

先日、TBSの番組「林先生の初耳学!」のジェネリック家電特集で、シンプラスの格安サイクロン掃除機 SP-RCL1W (販売価格は5,478円)が紹介されていました。あまりにも安いところに興味が沸き、メーカーサイトで調べたところ、紹介された機種はコード付きのタイプでした。

そのメーカーサイトでは、同じシリーズのコードレスタイプ、サイクロン式 2WAYコードレス掃除機 SP-RCL4W もラインナップされており、ヤフーショッピングや楽天で10,800円(送料込)で販売されていました。
 
何れにしても安いのには変わりないので、安かろう悪かろうかもしれないと思いつつも、メーカーの1年保証が付いていて、使い勝手が良く、見た目がまるでダイソンみたいで面白そうだったので、話のネタにシンプラスのコードレス掃除機(SP-RCL4W)を買ってみることにしました。

シンプラス(simplus)とは、株式会社ジェネレーションパスが手掛ける一人暮らし向け家電の国内ブランドです。
「余計な機能はいらない、必要最低限のモノが欲しい。でもどこかにちょっとしたこだわりを感じる」というのをコンセプトに同社の目利きのバイヤーがメーカー(取引企業は600社以上)と協力して開発したブランド商品です。

SP-RCL4Wは、紙パックが不要なサイクロン式のコードレス掃除機です。 やわらかブラシとしっかりブラシの2つのブラシで、ゴミをしっかり絡め取ってくれます。 また、ヘッドが後方や左右に曲がるため、家具の下なども楽に掃除することができるのもおすすめポイント。

付属のノズルは掃除機本体に取り付けておくことができるので、ノズルを収納しておく場所が必要なく、掃除中にサッと付け替えることができて便利。 本体を壁に掛けておけるパーツも付属しているため、別に取り付け用の部品を用意する必要もありません。 スタイリッシュでおしゃれなレッドとブルーの2色展開です。

SP-RCL4Wのパッと見は、ダイソンのコードレススティック掃除機「 V7 」(スリムで無い方)に少し似ています。ジェネリック家電というよりも、中国が得意とするパクリ家電と言った印象ですが、デザイン的にはゴッツイ感じのダイソンよりも格好良く見えます。

SP-RCL4W のスペック

SP-RCL4W のスペックは、以下の通りです。

 【 仕様 】

  • 電源: DC電源
  • 電圧/電流: AC100-240V 50/60Hz 出力 DC26V 500mA
  • 消費電力: 約100W
  • バッテリー: リチウムイオン電池
  • 充電時間: 約4.5時間
  • 連続使用時間: 約25〜35分
  • 本体サイズ: 約W215×D125×H325mm
  • 重量: 約2.5kg
  • ダストボックス容量: 0.5L
  • 材質: ABS樹脂
  • 付属品: 壁掛けフック、ACアダプター、すき間ノズル、すき間ブラシ、取扱説明書
  • 原産国: 中国

コードレスなので仕方ないのですが、消費電力が100Wなので、コードタイプの SP-RCL1W (400W)よりも吸引力は落ちます。ダイソンのスペックは非公表ですが、ダイソンのコードレス掃除機も同様ではないかと思います。吸引力を重視するのならば、コードタイプの方をお勧めします。
何れにしても、コードタイプの掃除機とコードレスタイプの掃除機の消費電力には歴然とした差があり、吸引力ではコードタイプの掃除機が勝りますので、コードレス掃除機へ過度の期待はしない方が良いかと思います。

SP-RCL4Wの重量は2.5kgであり片手で使用するにはちょっと重いです。特に筋力のない女性の方にはしんどいかもしれません。コードタイプのSP-RCL1Wは1.95kgなので、コードタイプの方が楽にお掃除が出来ると思います。
因みに、ダイソンV7とV7Fluffyの重量は2.47kg、V7スリムが2.2kg、V10は2.58kgです。

連続使用時間と充電時間に関しては、ダイソンV7とV8の中間くらいのスペック(連続使用時間:30~40分 [強で25分] /充電時間:3.5~5時間)のようです。ダイソンV7よりも少し連続使用時間が長いと考えて良いかと思います。

付属品に、すき間ノズル、すき間ブラシが付くのは嬉しいところです。ダイソンは、別売りが基本ですので。
なお、壁掛けフックも付きますが、ダイソンのように収納用ブラケットからの充電には対応していません。ACアダプターからのコードを差し込んで充電します。

因みに、もし私がダイソンのコードレス掃除機を買うとしたならば、 V10 が良いかなと思っております(ですが、かなり重いのが難点です)。ジャパネットでは、V10が付属品が付いて40,000円くらいで販売されているようです。この重さの掃除機が使いこなせる方なら、V10の重さは苦にならないでしょう
しかしながら、私はあまり掃除機にはお金を掛けたくないので、当面、今回購入した機種を使い捨て感覚で使ってみる事にします。

マキタの紙パック式コードレス掃除機との比較

去年購入し、 コロナ休業により暇なので、緊急事態宣言への疑念と去年購入した家電製品をレビューします! にてレビューした「Makita 充電式コードレスクリーナー(CL105DWNP)」を並べてみました。
SP-RCL4Wは、マキタのクリーナー(本体1.0kg)よりも大きく重いので、それぞれを用途で使い分ける事にしました。しっかりと掃除したい時やじゅうたん・畳の掃除にはSP-RCL4Wを、それ以外の用途や普段使いにはマキタのクリーナーを使用しています。

実際のところ、マキタのクリーナーのヘッドはブラシが無く(床ブラシタイプ)、吸引力も弱いので、主にフローリングでの使用に限られます。SP-RCL4Wはマキタよりも吸引力が十分あるので、じゅうたん・畳の掃除にも適用できます。

SP-RCL4Wへの充電は、専用のACアダプターから行います。充電中はLEDが赤色で表示され、充電満了になると緑色に変わります。バッテリーは、リチウムイオン電池を採用しており、残量は本体上部のLEDにて3段階で表示されます。

電源はトリガーボタンを押すと入ります。トリガーを押す度にパワーが2段階(通常/強/切)に切換えられます。SP-RCL4Wのトリガーボタンの外観は、ダイソンと酷似していますが、動作は全く異なります。
ダイソンは、トリガーボタンから指を話すと運転が停止しますが、SP-RCL4Wはトリガーボタンを押した後、ボタンから指を離しても運転が停止しません。連続運転するためトリガーボタンを押し続けなければならないダイソンのクリーナーよりは操作性では優れているようです。

*ご参考1⇒ 期待外れ?ダイソンコードレス掃除機のマイナス口コミからデメリットを徹底分析!
*ご参考2⇒ Dyson Cyclone V10 商品レビュー(星1個を参照)

ゴミ捨てとフィルターの手入れ

ゴミ捨ては、ボタンの一押しなので簡単です。上部のフィルターも本体上部のボタンをスライドさせゴミパックを本体から切り離して上蓋を外すだけです。上蓋を外した時点で排出口の構造がダイソンとは別物であることがはっきりします。ダイソンに似せた上蓋のデザインは、中国的な発想というか、やっぱりダイソンのフェイクなんだなという印象です😓
しかし、構造がとてもシンプルで、取り扱いが簡単なのは良いと思います。
因みに、ダイソンV7でゴミ捨ての操作を行うには、本体上部の赤いレバーを引きサイクロン本体を押し上げてから、クリアービンの開閉操作を行う必要があります。SP-RCL4Wは、1オペレーションで済みます。

モーターヘッドの構造と手入れ

ヘッドは、自走ヘッドではありませんが、パワーブラシなので、カーペット、畳、フローリングの全てに対応します。
ブラシの取り外しは、ロックレバー(赤丸内)を外側へスライドさせるだけなので簡単です。
ダイソンのクリーナーでブラシ交換をするためには、手持ちのコインでボタンを緩めてからブラシを外す必要があり、ひと手間掛かります。この点でもSP-RCL4Wの方がダイソンよりも使い勝手が良いと思います。

まとめ

耐久性に関しては現時点では分かりませんが、中国製なので1年以上持てば良しとしたいです。
かなりの重量(約2.5kg)があるので、筋力の無い方は片手での長時間操作はきついと思います(女性には不向き)。しかし、構造がシンプルで手入れも簡単なので使い勝手は良いです。
デザイン性に優れ、標準的な機能を装備したサイクロン式コードレス掃除機が僅か1万円で買えることを考慮すると、買って損した気分にはならないのではないでしょうか。

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