最終更新日:2023年12月5日 at 7:15 PM
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昨年、Windows 11 のシステム要件を満たさない 2台の PC に無理やり Windows 11 (21H2) をインストールしたのですが、Windows Update において、Windows 11 の新しいリリース である 22H2 へのアップグレードができない状態になっていました。
そこで今回、Windows 11 のインストール要件を回避する USB インストールメディアを作成できるツール「Rufus」を用いて、21H2 から 最新リリースの 22H2 へアップデートすることにしました。*
*2023.11.07 更新
現在の最新リリースは、23H2 です。
Rufus で Windows 11 22H2 の USBインストールメディアを作成
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Rufus とは、起動可能な ISO ファイル(Windows、Linux、UEFIなど)から、USB フラッシュドライブ(USBメモリなど)に USB インストールメディアを作成したり、フォーマットをするためのソフトウェアです。
今回は Rufus を使って、マイクロソフトが設定した Windows 11 をインストールするための要件(セキュアブート&TPM2.0)を回避する USB インストールメディアを作成します。
Rufus は、以下の公式サイトからダウンロードします。
以下のギャラリーは、Rufus のダウンロードと起動、Windows 11 (22H2) の ISO イメージのダウンロードと USBインストールメディア作成までの手順を示します。
なお、Windows 11 インストールメディア作成には、容量8GB以上のUSBメモリが必要になります。
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本例では、タイプ “Portable” を指定
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Rufus の更新ポリシーでは、「はい」を指定
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バージョン「Windows 11」⇒ 続ける
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UEFIモードでの起動に対応しない古いPCの場合は「MBR」を選択
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パーティッション構成がMBRの場合は、「BIOS(または UEFI-CSM)」を選択し、「スタート」をクリック
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Windows 11 22H2 のインストール(アップグレード)
本例では、DELL のノートパソコン Vostro 15 に対し Windows 11 の最新リリース、エディションへのアップデートを行います。
Windows 11 のアップデートは、Rufus で作成された USB インストールメディアのドライブから、”setup” をクリックし、以下の手順で行います。
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-01.jpg)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-02.jpg)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-03.jpg)
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![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-05.jpg)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-06.jpg)
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![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-08.jpg)
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以下の通り、Windows 11 Home (21H2) が 22H2 へ無事にアップデートされました!
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-11.jpg)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-12.jpg)
Windows 11 22H2 のインストール(クリーンインストール)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2022/02/Win11-Inst_00.jpg)
DELL のデスクトップパソコン OptiPlex 7020 についても Windows 11 の最新リリース、エディションをインストールしました。
但し、この機種は、Windows 11 (21H2) の Windows Update において、KB5028182 (OS ビルド 22000.2176) の更新に失敗し不具合が起きていたため、Rufus で作成した USB インストールメディアを使用し、USB ドライブからの BOOT でクリーンインストールしました。
以下の通り、Windows 11 Pro (22H2) が無事にインストールされました!
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-13.jpg)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/Win11-22H2_Setup-14r.jpg)
2023.07.24 追記
パーティッション構成を旧方式の MBR からWindows 11 標準の GPT へ無料で変換する方法
Window 11 では、ディスクのパーティッション構成が GPT (GUID Partition Table) が標準仕様となっております。それに対し、古い仕様である MBR (Master Boot Record) は、BIOS 系のファームウェアに対応し、最大 4 区画のパーティッション数、2TB のディスク容量制限があります。
GPT は、UEFI 系のファームウェアに対応し、最大 128 区画、2TB 以上のディスクも認識できます。
よって、BOOT モードが UEFI に対応している PC は、GPT にも対応するため、MBR よりも GPT への設定が推奨されます。
なお、UEFI に対応している PC に対し、MBR のパーティッション構成で Windows 11 をインストールしてしまった場合は、後程、以下の記事に書かれた方法で OS がインストールされた C ドライブに対し、MBR から GPT へ無料で変換することができます。
以下のギャラリーは、Windows のコマンドを使い、パーティッション構成を MBR から GPT へ変換し、BOOT モードを Legacy から UEFI へ切り換えて、PC を再起動する例です。
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/MBRtoGPT.jpg)
![](https://senris.com/wp302ja/wp-content/uploads/2023/07/UEFI-BOOT.jpg)
2023.11.07 追記
Windows 10 Pro / Home のライセンスでそのまま Windows 11 へアップグレード可能です。DELLのPCなどでは、マザーボードにプロダクトキーが設定されているため、Windows のインストール時において、プロダクトキーを入力する必要はありません。
なお、Windows 7/8/8.1 のプロダクトキーは、Windows 11 では使用できなくなりました。
2023.12.05 追記
Windows 11 23H2 でPCのパフォーマンスが低下する問題が報告される、Microsoft は解決策を提示
Microsoft が現地時間 2023年10月31日 にリリースした Windows 11 のバージョン「23H2」にアップデートした一部のユーザーから、PCのパフォーマンスが大幅に低下したとの報告が相次いでいます。
ユーザーからの報告を受けた Microsoft が対応策について提案しています。
Microsoft の示した解決手順は以下の通り。
- PowerShell コマンドを使用して Microsoft Defender をリセットする。
- PCを再起動してBIOS画面を開き、CPU の仮想化を有効にする。
- Windows セキュリティからコア分離設定でメモリの整合性を有効化。
- PCを再起動すると、ハイパーバイザーが実行され、仮想化セキュリティが有効になる。