最終更新日:2022年10月24日 at 8:43 PM
新宿二丁目ポップコーンに設置された通信カラオケ(LIVE DAM STADIUM)のデンモクiDS(CM2000)のバッテリーが劣化したので、バッテリー交換を実施しました。
前回実施した 通信カラオケの赤外線ワイヤレスマイクをBMB(WM-100)から第一興商DAM(TDM-700)への交換 に続いてのメンテナンス作業となります。
デンモクの画面に以下のようなメッセージが頻繁に表示されるようになったら、バッテリーの交換時期です。
充電してください。
デンモクのバッテリー交換
今回も交換パーツはヤフオクより入手しました。未使用品(デンモク対応ロングバッテリー/リチウムイオンバッテリー 7.4V,4400mAh)を3,000円で落札しました。
先ずは、上の写真のように、デンモクiDS(CM2000)を裏返して、+ドライバーで2個のネジ(赤丸)を回し、裏蓋を外します。
バッテリーをデンモクの外へ出し、+ドライバーのヘッドを使い、デンモクの電源SW(下の赤丸)をOFFに切換え、バッテリーコード(上の赤丸)を抜きます。
新しいバッテリーの電源コードを接続してから、電源SWをONにします。
バッテリーをデンモクにセットし、裏蓋を取り付ければ、作業の完了です。
デンモクの交換方法
今後、故障などでデンモクの交換が必要になった場合は、新しいデンモクの設定作業が必要となります。
(以下の手順は、故障の原因となるため、特別な理由が無い限り、一般の方の操作は絶対お控えくださいませ)
デンモクの設定は、デンモクのリモコン画面より、サービスマンモードへログインして行います。
選局番号欄より、”983″⇒”メモリーセット”を入力すると、パスワード入力画面が表示されるので、”9193″⇒”メモリーセット”で、サービスマンモードへログインできます。
デンモクを交換した場合は、上の写真のサービスマンモードのメニューより、ペアリングを選択し、デンモクとDAMとの接続に関する設定(赤外線通信/NB無線/BB無線)を行います。
今回のケースでは、ブロードバンド回線のLANにDAM用のWi-Fiアクセスポイント(WZR-AGL300NH-DK)を設置しているため、接続モードは、「BB無線」となります。
デンモクが無線で接続されている場合、デンモクのデスクトップチャージャー(PMC35)と本体との通信ケーブルは不要になります。
参考までにですが、その昔、平塚ラビリンスの店舗でデンモクの交換作業を行ったのですが、その際の手順を以下に貼っておきます。
但し、 ラビリンスのネットワーク環境 においては、本体が旧機種(Cyber DAM G50II→G100)のため、DAMのVPNルーターMR104DV2とDAM本体をLAN接続していたので、ポップコーンのネットワーク環境とは異なります。
ポップコーンでは、ルーター接続はせず、WZR-AGL300NH-DKをHUBへ接続しています。
先ずは、WZR-AGL300NH-DKのセレクタースイッチを「ルーター+アクセスポイント」→「アクセスポイント」に切り換えてから以下の作業を行います。ルーター機能を使えば、DAMのVPNルーターMR104DV2は不要となるのですが、第一興商のサービスマンを呼び、再度、開局手続きが必要となってしまい面倒なので、このやり方をお勧めします。
(1) WZR-AGL300NH-DKとMR104DV2をLANで接続
(2) CM1000-DKのサービスマンモードから機種設定を選択し、ペアリングを行う。
(3) CM1000-DKがWZR-AGL300NH-DKからIPアドレスを取得したら、CM1000-DKを当該DAM機に向け赤外線認証を行う。
(4) ペアリングが成功したら、その旨の通知画面が表示され、CM1000-DKのメニューがBBモード用に変更される。なお、機種がプレミアムDAM、ライブDAM等の最新機種なら、メニューに「DAMとも」が更に追加される。
* 2021.11.27 追記
先日、 新宿二丁目ポップコーンに設置された通信カラオケ(LIVE DAM STADIUM)のデンモクiDS(CM2000)が1台故障したため、デンモクの入れ替えを行いました。
ヤフオクより入手したCM2000を以下の手順で交換しました。
(1) CM2000の裏蓋を開け、電源SWをONにする。
(2) CM2000のファームが起動した際のプロンプト「サービスマンモードでログインしますか?」で「はい」を選択
(3) パスワードを入力
(4) サービスマンモードのメニューから「ペアリング」を選択
(5) 「BB無線」を選択
(6) CM2000をDAM(DAM-XG7000)の方向へ向けてペアリングを完遂させる。
* なお、ペアリングは赤外線通信のため通信が不安定です。デンモクをしっかりとDAMの方向へ向けないと通信エラーが発生する場合があります。その場合は、何度かリトライを試みて下さい。
2022.07.08 追記
以下の記事に記載した通り、このデンモク CM2000 は新曲の配信終了に伴い廃棄処分となりました。😓
DAMのネットワーク構成
上の写真は、ポップコーンに設置されたネットワーク機器の一部です。
通信機器の設定やケーブルの配線状況(店舗内にONU無し)などを私が調査した結果、確定ではありませんが、恐らく以下のようなネットワーク構成になっているのではないかと思われます。この図に記載されているルーターは、全てAPモードで動作しています。
因みに、APモードで動作するDAMのルーターへの開局処理は不要です。
10年前、第一興商のカラオケシステムにおいて、BB接続するためには、NTTフレッツとの契約が必須条件となっておりました。しかし、このネットワーク構成なら、そのような接続条件は無くなっているのかもしれません。
2022.10.19 追記
本日、第一興商の技術担当へ確認したところ、現在のDAM通信カラオケについて、インターネット回線に関する制約は無くなったそうです。よって、OCN光、NURO光、ドコモ光、AU光など、殆どのプロバイダに対応するとの事でした。
参考までにですが、平塚ラビリンス時代のネットワーク構成図も以下に示します。