ワクチンで後遺症が改善?!「NHKスペシャル新型コロナ 全論文解読2 〜AIで迫る 終息への道〜」より

update 最終更新日:2022年7月24日 at 2:05 AM

3カ月経っても、なかなかコロナの後遺症が治りません。

*経緯は以下のブログを参照

私の後遺症は、主に長引く咳です。依然として、喘息のような症状が続いています。マスク着用時や飲食時、のど飴で喉を潤している時は大丈夫なのですが、刺激物(扁桃腺への刺激を与えるもの)を食べた時や就寝時に横になった時、喉が乾燥したりすると激しく咳が出ます。サイトカインストームの現れというか、免疫反応が過剰になっているような気がします。
4月中旬頃、首のリンパ節が腫れましたが、近所の耳鼻咽喉科医院で診察・治療を受けた結果、リンパ節の腫れは治りました。しかし、残念ながら喘息症状は完治していません。

そこで、先日、コロナ後遺症に対応するオンライン診療を受け付けている以下のクリニック(梶ヶ谷駅前クリニック)で診察を受けました。

*ご参考: 新型コロナ後遺症外来 フォローアップ

予想通りではありますが、診察を担当した医師の話によると、現在のところ、コロナ後遺症を根本的に治す治療薬は無く、あくまでも対処療法になるらしいです。
オンライン診療の結果、これまでに平塚の耳鼻咽喉科で処方された咳を鎮める薬(アストミン)の強いタイプと、以前、横浜の内科で処方されていた気管支喘息を治療するための吸入ステロイド薬(アドエア250など)が処方される事になりました。時期が来たら、そのうち治る方もいるので、それで暫く経過を観察するとの事でした。

処方箋の情報はクリニックから近所の薬局へ送信され、直ぐに受け取ることが出来ました。
今回は、以下の薬が処方されていました。

・カフコデN配合錠 ⇒ 咳や熱などのかぜ症状や気管支炎の咳を和らげる
・トランサミン錠500mg(=トラネキサム酸錠) ⇒ 出血および扁桃腺などの腫れや痛みを抑える
・ムコルバン錠15mg(=アンプロキソール塩酸塩錠) ⇒ 痰の滑りを良くし、痰を出しやすくする
・レルベア100エリプタ30吸入用 ⇒ 喘息発作を予防する吸入薬


2021.05.17 追記
上記の薬を服用し2週間が経過しましたが、薬が効いて喘息症状が大分治まったようです。感覚的には70%くらい喘息症状が抑えられている感じです。そこで、本日、梶ヶ谷駅前クリニックのオンライン診療を通じ、今度は1月分の薬を処方して頂きました。薬はオンライン診療後、その日のうちに近所の薬局から受け取る事ができました。
そのうち、薬を飲まなくても良くなる事を願います。

換気、マスク、手洗い、うがいなど、コロナに感染しないよう十分な対策を講じることは大切ですが、不特定多数のお客さんを接客するような飲食の世界ではどうしても感染のリスクが高まってしまいます。
コロナはただの風邪だから大丈夫という意見が一部の方にはありますが、コロナが明らかに風邪と異なるのは、症状が風邪の10倍くらい苦しい事(程度は人それぞれ)、重症化すると死に至る事、そして後遺症が長引く事です。
よって、コロナのワクチン接種が急がれる状況ではありますが、依然として日本ではワクチンの供給、接種の体制が停滞していますので、当面は感染拡大の抑制、治療体制の確立が急務となっております。

そうした中、NHKスペシャルで4月18日に放送された以下の番組「新型コロナ 全論文解読2〜AIで迫る 終息への道〜」において、今回は特に<ワクチンで後遺症が改善?!科学者も想定外の効果>に着目したいと思います。
なお、以下の章は、下記番組の文書を編集・加筆したものとなります。詳しくは、リンク先の記事をご覧ください。


<ワクチンで後遺症が改善?!科学者も想定外の効果>

この番組は、NHKが開発した世界中の研究者たちが次々と発表している、新型コロナウイルスに関連する25万本以上の「全論文」をAI(人工知能)で読み込ませ、その全論文解読による解析結果を報告したものです。

論文の中には、まだ正式に発表される前で、内容が確かかどうか審査中の論文「ネクスト ブレイク論文」が含まれ、そのトップ5を洗い出すと…

第4位に「ワクチンと後遺症」に関する論文が現れます。
この論文は、後遺症のある人がワクチンを接種した後の症状の変化を報告しています。それによると、ワクチンを接種しなかった人では、症状が改善した割合は15.6%。一方、ワクチンを接種した人では23.4%と、高くなっていたというのです。
また、インターネット上では、「ワクチンを打った後、新型コロナの後遺症が軽くなった」という実体験が数多く書き込まれているそうです。例えばある女性は「ワクチンを打って5日後には、倦怠感や頭がもやもやする症状が、かすみが晴れるように消えていったんです。まさかワクチンを接種することで後遺症まで良くなるだなんて、夢にも思っていませんでした」と語っています。

なぜワクチンで後遺症が改善するのか?一つの仮説が示されています。新型コロナに感染すると、回復後も体内に微量のウイルスやその残骸が残り、後遺症を引き起こしている可能性があります。そこへワクチンを接種すると、活性化した免疫細胞(キラーT細胞)がそれらを一掃し、後遺症を改善させるのではないかという仮説です。

そう考えているのは、世界的な免疫学者、イェール大学の岩崎明子さんです。
「これは研究しないといけないと思いました。ワクチンがどうやって、後遺症の改善につながっていくのか、それを解明したら、治療方法や診断方法に直接つながる理解が得られると思うんですよね。世界の人たちにいち早くワクチンを与えることが、とても大切だと思います」

以上、コロナ後遺症のメカニズムについては、未だ研究段階で未解明な分野ですが、コロナワクチンの接種で解決するアプローチも示されているという報告はコロナ後遺症に悩んでいる方々には朗報なのではないでしょうか。

2021.08.08 追記

コロナワクチンの2回接種を終え、症状が改善しました!

お陰様で、新型コロナウィルスワクチン( ファイザー製 )の2回の予防接種を終える事ができました。
ファイザー製のワクチンは、1回目のワクチン接種から12日後に効果が出てくるそうです。
そして、1回目の接種から2回目に接種するまでの効果は52.4%、2回目の接種を受けてからさらに7日間経った以降の効果は94.8%とされています。

本記事の執筆時点では、2回目のワクチン接種から10日目となります。
そこで、私が患っているコロナ後遺症について、本記事にて追加でご報告申し上げます。

懸念される咳などの喘息症状ですが、2回目のワクチン接種後から、日毎に症状が軽減されたように感じます。
これまで、常に「のど飴」などを口に含んでいないと咳が出たりしていましたが、今では、殆どの時間において、のど飴は要らなくなっています。

どうやら、ワクチン接種前と比べて、明らかに症状が改善したように思えます。

今後は、経過観察となりますが、 梶ヶ谷駅前クリニックと相談の上、投薬の中止時期を見定める予定です。


2021.08.28 追記
後遺症がほぼ完治したので、投薬を中止しました。

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