高機能CGIアクセスカウンタ T-Count 5 の復刻版を公開 – 二重カウント防止機能を追加し、T-Count Ver.5.03+ としてリメイク【無料CGIの再配布・ダウンロード】

update 最終更新日:2023年12月29日 at 2:24 PM

ネットから消滅してしまった以下の高機能グラフィック CGI アクセスカウンタ「T-Count 5」をリメイクし、復刻版 T-Count 5 Ver. 5.03+ として公開します。

【ソフト名】 T-Count 5
【バージョン】 5.03
【更新日】 2004/06/02
【種別】 カウンタ
【開発】 T (t-nishida@mvh.biglobe.ne.jp)
【掲載】 MyTools.NET (http://www.mytools.net/)
【最新版】 http://www.mytools.net/cgitools/count5.html
【著作権】 転載、改造、再配布全て自由 (詳しくは利用規定をご覧下さい)
※ 雑誌、CD-ROM等、商用メディアへの掲載の際には一言連絡下さいますようお願いします。

MyTools.NET – カウンタCGI T-Count 5 説明書 (archive.org)

このアクセスカウンタは、一つのCGIプログラムで複数のページに6種類(総合・今日・前日×延べアクセス数&ホストアクセス数の2種)のカウンタが設置でき、管理ページへのログインでカウンタの作成・編集、ならびに各種統計機能もサポートされています。

公開するCGIプログラム(perl言語)は、延べアクセス集計で、IPアドレスのチェックによる連続アクセス時の二重カウント防止機能を追加し、Perl 5.26 対応、数字画像(5種類)も同梱しています。

なお、詳細につきましては後述しますが、T-Count 5 は、同一人物からの複数アスセスを1としてカウントする純粋なアクセス数、即ち「ホストアクセス数」(ah, th, yh)には、従来から対応しています。

T-Count 5 は、以下の記事で公開した「TcounT 4」の後継です。

T-Count 5 は、Takahiro Nishida さんが 1996-2004年に公開していた perl 言語で書かれた高機能グラフィックCGIアクセスカウンタですが、残念ながら配信サイトは現在消滅しております(開発者が存命かどうかも不明)。
昔と比べて、アクセスカウンタを設置するサイトは、減って来てはいますが、貴重な平成のソフトウエア資産を残し継承させたいという思いから「T-Count 5」の提供者を探していました。
先日、幸いにも以下の「戦車研究室」のサイト運営をされているコンバット猫丸さんが趣旨と依頼内容を快諾され、T-Count 5 (Ver.5.03) のソースを提供して頂きました。この度のコンバット猫丸さんのご協力に感謝いたします。

2022.09,20 追記
コンバット猫丸さんから、MyTools.NET のネットアーカイブが残っているのを発見したとの報告を受け、本記事にそのヘッダ部と 「カウンタCGI T-Count 5 説明書」へのアーカイブリンクを反映させました。
MyTools.NET – カウンタCGI T-Count 5 説明書 (archive.org) より、オリジナルプログラム(T-Count 5 Ver. 5.03)のダウンロードもできます。
重ね重ね、コンバット猫丸様のご尽力に感謝いたします。

T-Count 5 復刻版の特徴

上記画像は、「T-Count 5 復刻版」にて、3種類(総合・今日・前日)のカウンタを表示させた例です。このページは、SSI により指定ファイルの更新日時も表示させています。
この画面を WordPress のトップページで表示させたい場合は、以下の例のようにテーマのプログラム front-page.php にインラインフレームを定義し、”view-counter5.shtml” を呼び出すことにより、実現できます。
なお、固定ページやブログ内でカスタムHTMLブロックを挿入し、そこでインラインフレームを定義するか、もしくはCGI呼び出しを直接HTMLで記述する方法でもカウンタを表示させることができます。

<center>
<iframe src="https://senris.com/view-counter5.shtml" name="counter" width="100%" height="100" seamless="seamless" scrolling="NO" align="middle" frameborder="0">この部分はインラインフレームを使用しています。</iframe>
</center>

※ 参考までにですが、 view-counter5.shtml は以下のように記述しています。
なお、以下の HTML もそうですが、今回のCGIプログラムは utf-8 のコード体系でリリースしました。現在では、絵文字への対応や「表示」などの文字化け回避にも対応可能な utf-8 への移行が進んでいることを踏まえ、CGIプログラムは全て utf-8 のコード体系で書き直しました。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<!--
********************************************************************************
*  Function               : T-Count5+ Access counter display for WordPress
*  Designed & Written by  : Senri
*  Release date           : 2023/03/09
*
*  Copyright (C) 2023 Senri. All rights reserved.
********************************************************************************
-->
<head>
<title>View Counter</title>
<meta charset="UTF-8">
<style type="text/css">
<!--
body{
	font-size: 12px;
	font-family: "Times New Roman" ;
}
-->
</style>
</head>

<body bgcolor="#000000" text="#999900">
<div align="center">
  <table border="0">
    <tbody>
      <tr>
        <td><nobr>Visitors:</nobr></td>
        <td><img src="https://senris.com/cgi-bin/TCount5/tc.cgi?count_sen&a&1&NeonBlue&7" align="middle" height="25" width="80"></td>
        <td><nobr>Since 12 November 1997</nobr></td>
      </tr>
    </tbody>
  </table>
</div>
<div align="center">
  <table border="0">
    <tbody>
      <tr>
        <td><nobr>Today:</nobr></td>
        <td><img src="https://senris.com/cgi-bin/TCount5/tc.cgi?count_sen&t&&DigitalNeon&4" align="middle" height="20" width="60" border="0"></td>
        <td> </td>
        <td><nobr>Day Before:</nobr></td>
        <td><img src="https://senris.com/cgi-bin/TCount5/tc.cgi?count_sen&y&&DigitalNeon&4" align="middle" height="20" width="60" border="0"></td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="6" align="center" valign="bottom" height="25"><nobr>⏰ <span style="font-style:italic;">Last Modified: <!--#config timefmt="%e %B %Y at %H:%M"--><!--#flastmod virtual="/index.php"--></span></nobr></td>
      </tr>
    </tbody>
  </table>
</div>
</body>
</html>

2023.03.09 更新
前バージョンでは、上記の HTML が HTML4 の旧形式で記述されており、HTML5 で廃止された font タグ、i タグなども含まれていましたので、新しい記述形式(HTML5)に修正しました。METAタグ等の違いにつきましては、以下の記事が参考になるかと思います。
なお、HTML5 ですが、2021年1月28日に廃止され、WHATWG の仕様に沿った新たな規格「HTML Living Standard」が標準規格となりました。

※ もし WordPress でトップページ以外のページもアクセスの対象としたい場合は、テーマのプログラム header.php において以下の例のように記述します。

		<!-- #header-image -->
		<?php if ( is_front_page() || ( get_option( 'show_on_front' ) == 'posts' && is_home()) ) : ?>
			<!-- フロントページ or ブログ投稿インデックスページ -->
			<div id="hpb-header-image"><img alt="千里のポータルサイトへようこそ!" src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/header-main.jpg"></div>
		<?php else: ?>
			<!-- アクセスカウンタのCGI呼び出し(TOP以外のページ) -->
			<img src="https://senris.com/cgi-bin/TCount5/tc.cgi?count&a&1" height="0" width="0">
		<?php endif; ?>

※ 因みに、WordPress において、URL のクエリーに応じて、隠密にアクスカウンタを呼び出したい場合は、以下のように記述します(以下の例では、English ページを対象とした場合)。

		<?php if ( $_SERVER['QUERY_STRING'] == 'lang=en' ) : ?>
			<!-- アクセスカウンタのCGI呼び出し(Englishページ) -->
			<img src="https://senris.com/cgi-bin/TCount5/tc.cgi?count2&a&1" height="0" width="0">
		<?php endif; ?>

◆ T-Count 5 Ver. 5.03(復刻版)説明書

SSI を使ったものや、ページ全体を CGI にして出力させるグラフィカルアクセスカウンタはよく見掛けますが、これは普通の HTML に img タグで貼り付けるカウンタです。
この CGIプログラムは、前バージョン「TcounT 4」の後継であり、管理ページへのログイン機能が追加され、カウンタの作成と編集機能の強化、ならびに各種統計機能もサポートされています。

T-Count 5 Ver. 5.03 は以下の特徴があります。 (★は 復刻版で追加した新機能)

・CGIなのでSSIを使えないサーバーでも使用可能
・一つのプログラムで複数のカウンタを動かせる
・img タグで張り付けるだけなので、ページのデザインがしやすい
・管理ページへのログイン機能
・管理ページからカウンタの表示、追加、修正、削除等ができる
・管理ページからカウンタログ(総合統計/月別統計/曜日別統計/日別統計)、ホストログ、動作ログの表示、クリアが実行できる
・数字の画像には好きな gif ファイルを使用することができる
・カウンタ毎に画像を変えることが可能
・日毎アクセス数を集計
・前日のカウント数が表示可能(述べアクセス数 “y” 、ホストアクセス数 “yh” に対応)
・今日のカウント数が表示可能(述べアクセス数 “t” 、ホストアクセス数 “th” に対応)
・総合のカウント数が表示可能(述べアクセス数 “a” 、ホストアクセス数 “ah” に対応)
・カウンタの自動リカバリ機能をサポート
★ IPアドレスのチェックによる連続アクセス時の二重カウント防止
★ Perl 5.26対応
★ 数字画像(5種類)を同梱
★ MyTools.NET – カウンタCGI T-Count 5 説明書 (archive.org)を同梱

ソース

ダウンロードは、こちらから 👉 📥 TCount5.zip
【 現在の最新バージョンは、Ver. 5.04+ 】

tc.cgi … 本体
tcpadm.cgi … 管理用
img … 標準数字ファイルのディレクトリ
gifcat.pl … GIF画像連結用ライブラリ (Ver1.61) Copyright © 1997-2002 杜甫々
tcdall.txt … 総合ファイル(空)
tcdbak.txt … バックアップファイル(空)
tcdhst.txt … 統計の記録ファイル(空)
tcdlog.txt … 動作ログファイル(空)
tcdyst.txt … 昨日ファイル(空)
lockdir … ロックディレクトリ(空)
★ 使い方.txt … 「T-Count 5」簡易マニュアル(コンバット猫丸さんから提供)
★ MyTools.NET – カウンタCGI T-Count 5 説明書.html … アーカイブからのダウンロード
★ DigitalBlue … 数字ファイル「DigitalBlue」のディレクトリ
★ DigitalGreen … 数字ファイル「DigitalGreen」のディレクトリ
★ NeonBlue … 数字ファイル「NeonBlue」のディレクトリ
★ TinyRed … 数字ファイル「TinyRed」のディレクトリ

インストール

ソースから tc.cgi、tcpadm.cgi、gifcat.pl の3つのファイルをダウンロードする。

.cgi ファイルの最上部の Perl のパスを正しく設定する。

.cgiファイルの以下の変数を編集してください。★ 編集後、UTF-8(BOMなし)の文字コードで保存します。
(1) tc.cgi、(2) tcpadm.cgi

$basedir … データファイルを格納するディレクトリのパス (※注1) (1)(2)
$time_fix … ローカル時間への時差修正値、初期値=0 (※注2) (1)
$itvl … 同一IPアドレスの連続アクセスでカウントアップをスキップする間隔(秒)、初期値 = 60 ★ (1)
   《 IPアドレス制限を行わない場合は、この値を 0 に設定します 》
$password … 管理用パスワード(半角英数)、初期値 = “password” (2)
$admin_email … 管理者のメールアドレス(※注3)(2)
$backurl … 「戻る」を押したときに移動するURL (2)

※注1 データファイルをプログラムと同じ場所に置く場合は $basedir=”.”;のままでよいです。
※注2 単位は時間です。海外のサーバを使っている場合等に設定が必要です。
※注3 ‘@’ の前に必ず ‘\’ をつけて下さい。(例, $admin_email = “t-nishida\@mvh.biglobe.ne.jp”;)

以下は、パーミション設定に対応する各ディレクトリ/ファイルについての説明です。
(*先頭の3桁の数字はパーミションの値)

1. 本 CGI 用に任意のディレクトリを作成
 755 任意のディレクトリ

2. 任意のディレクトリにテキストモードで転送
 以下のファイルを FTP で任意のディレクトリへテキストモードで転送します。

 705 tc.cgi
 705 tcpadm.cgi
 604 gifcat.pl
 606 tcdall.txt
 606 tcdbak.txt
 606 tcdhst.txt
 606 tcdlog.txt
 606 tcdyst.txt

3. ディレクトリの作成と数字ファイルの転送
 任意のディレクトリの下に以下のディレクトリを作成し、数字ファイルをバイナリモードで転送します。

 707 lockdir
 707 img … 他の数字ファイルも同様
   604 0~9.gif

ディレクトリ構成図

ここまで作業した結果の全体のディレクトリ構造は次のようになります。($basedir=”.”; の場合)
※ カッコ内の数字はパーミッション。<~>はディレクトリ。

+ tc.cgi (705)
+ tcpadm.cgi (705)
+ gifcat.pl (604)
+ tcdall.txt (606)
+ tcdbak.txt (606)
+ tcdhst.txt (606)
+ tcdlog.txt (606)
+ tcdyst.txt (606)
+ <lockdir> (707)
+ <img> (707)
|     + 0.gif (604)
|     + 0.gif (604)
|     + 1.gif (604)
|     + ...
|
+ <ip> ★(注)
      + [カウンタ名]_IP.txt
      + ...

★(注)アクセスが発生すると、IPアドレスチェックファイル(count_IP.txt, count2_IP.txt, …)が自動的に作られます。

カウンタをつける

管理ページ(tcpadm.cgi)へアクセスし、ラジオボタンから「カウンタ新規作成、修正、削除」を選択し、パスワードを入力してから「作業実行」をクリックすると、上記のメニューが表示されます。

新しいカウンタを作成する場合は、このメニューより「新規登録」をクリックし、新しいカウンタ名をカウンターコードの欄に入力します。
ここでは、延べアクセス数とホストアクセス数(現在までの累計、昨日までの累計、昨日のアクセス数)の初期値も設定できます。
カウンターコードとアクセス数の初期値設定の入力を終えたら、「作業実行」を押します。

※ 新しくカウンタをつくる場合は全て 0 でOKです。
※ 既に使ってるカウンタから乗り換える場合はそのときの数値を入力してください。
※「述べアクセス数」「ホストアクセス数」の違いについてはフォーム下の説明か後の章 延べアクセス数とホストアクセス数の違い を参照。

カウンタを修正する

管理ページのフォームより、修正したいカウンタを選択し、「読み込み」をクリックします。
延べアクセス数、ホストアクセス数などを修正し「作業実行」をクリックすると、カウンタ情報が修正されます。

カウンタを削除する

管理ページのフォームより、削除したいカウンタを選択し、「読み込み」をクリックします。
チェックボタン「☑️ このカウンタを削除」をチェックし「作業実行」をクリックすると、カウンタが削除できます。★この際、IPアドレスチェックファイルも自動的に削除されます(存在する場合のみ)。

カウンタログ、動作ログの閲覧

管理ページのトップ(tdpcnt.cgi)でカウンタログ、動作ログ閲覧をチェックして「作業実行」ボタンを押すと、各カウンタコード毎にログを見ることができます。具体的な内容は以下の通り。それぞれ延べアクセス数とホストアクセス数の両方が記録されています。詳しい表示の見方はログページの上部を参照してください。

  • 総合(総カウント数、一日あたりの平均カウント数)
  • 月別(総カウント数、一日あたりの平均カウント数)
  • 曜日別(総カウント数、一日あたりの平均カウント数)
  • 日別(カウント数)
  • ホストログ(その日の0時以降にアクセスしてきたホストと時間の情報)
  • 動作ログ(その日の0時以降のロックやクラッシュリカバリの情報)

初期設定ではログ閲覧にパスワードは必要ありませんが、パスワードによる認証をかけることも可能です。詳しくは その他の設定 を参照

使い方

■ パラメータの意味
 T-Count 5 は、tc.cgiのURLの後ろにパラメータを付けて、カウンタの動きを操作します。パラメータの指定の仕方は次の通り。なお、同一人物からの複数アスセスを1としてカウントさせたい場合は、パラメータの2番目で「ホストアクセス数」(ah, th, yh)の方を指定します。

<img src="tc.cgi?(1)&(2)&(3)&(4)&(5)">

(1) … カウンタ名 (必須)
(2) … 総合→”a” 今日→”t”、前日→”y” (何も指定しない場合は総合のカウント数)
総合ホスト→”ah” 今日ホスト→”th” 昨日ホスト→”yh”
(3) … 数を増やす場合 → “1” (何も指定しない場合は増えない)
(4) … カウンタ画像のディレクトリ名 (指定しない場合は “img”)
(5) … 表示するカウンタのケタ数 (何も指定しない場合は5桁)
途中のパラメータが必要ない場合は、”tc.cgi?test&&&&6″ という具合に、 & を続けて書いて下さい。

● 表示桁数を変える
 表示桁数を指定するには、パラメータの5番目にその桁数を書いて下さい。
(例) 3桁にしたい場合

<img src="(tc.cgiのURL)?count&a&1&&3" width="48" height="21">

※ 何も指定しなかった場合は5桁になります。
※ 桁数を変更したら、それに合わせて width を変えるのを忘れないように。
※ 表示しきれない場合、表示しきれるとこまで桁数が増えます。(例えば、パラメータの5番目が3になっているのに、カウント数が 2234 の場合は、4桁で表示されます。)

● 数字画像を変える
数字画像は好きなGIFファイルを使用することができます。
※ 通常のGIFを推奨します。動画GIF、透過GIFは表示が崩れる場合があります。詳しくは 画像が崩れる原因 を参照。

手順は以下の通り。

使いたいGIF画像を用意する。名前は 0.gif, 1.gif, … , 9.gifとしておく。
T-Count 5 をインストールしたディレクトリ(例: TCount5)の下に適当な名前のディレクトリをつくる。(例えば img2 等) パーミッションを 707 にする。
% cd TCount5
% mkdir img2
% chmod 707 img2
新しく作ったディレクトリ (ここではimg2)の下に、0.gif, 1.gif, … , 9.gifをFTPでバイナリ転送する。パーミッションを 604 にする。
% cd img2
% chmod 604 *.gif
パラメータの四番目に、そのディレクトリ名を指定する。
(例) ディレクトリ TCount5/img2/ の画像を使いたい場合(6桁表示)

<img src="(tc.cgiのURL)?count&a&1&img2&6" width="96" height="21">

※ 何も指定しなかった場合は、img の下にある画像ファイルが使用されます。

● 前日のアクセス数を表示する
前日のアクセス数を表示させるには、パラメータの2番目に y と書きます。
(例) (3桁表示、ディレクトリ ./old/ の画像を使用)

<img src="tc.cgi?count&y&&old&3" width="48" height="21">

● 今日のアクセス数を表示する
今日のアクセス数を表示させるには、パラメータの2番目に t と書きます。
(例) (3桁表示、ディレクトリ ./old/ の画像を使用)

<img src="tc.cgi?count&t&&old&3" width="48" height="21">

● 今日と今日Hのカウント数を表示したいとき

今日の訪問者数: <img src="tc.cgi?count1&t">
(ホスト別:<img src="tc.cgi?count1&th">)

■ パラメータ指定例と実際の表示
 以下では プログラム(tc.cgi) の位置を /cgi-bin/count/tc.cgi と仮定します。別サーバーにある場合は https:// から始まる絶対パスで指定して下さい。

● 例1 (カウンタ名:test1)

<img src="/cgi-bin/count/tc.cgi?test1&a&1" WIDTH="80" HEIGHT="21">

普通の設置方法です。パラメータを何も指定しない場合は、5桁表示、画像は ./img/ のものを使用します。
※ 画像ファイルのサイズをWIDTH、HEIGHTで指定しておかないと、数字画像が読み込まれるまでそれより下のHTMLが表示されないので、必ず指定するようにしましょう。

● 例2 (カウンタ名:test2、8桁表示)

<img src="/cgi-bin/count/tcount.cgi?test2&a&1&&8" WIDTH="128" HEIGHT="21">

8桁の場合は、パラメータの5番目を 8 にする。桁数に合わせて WIDTH を変更するのを忘れずに。

● 例3 (カウンタ名:test3、5桁表示、./ball/ の画像を使用)

<img src="/cgi-bin/count/tc.cgi?test3&a&1&ball&5" WIDTH="120" HEIGHT="24">

画像を変えるには、パラ.メータの4番目に画像ファイルの入っているディレクトリ名を指定する。

● 例4 (カウンタ名:test1、前日のアクセス数、3桁表示、./old/ の画像を使用)

<img src="/cgi-bin/count/tc.cgi?test1&y&&old&3" WIDTH="27" HEIGHT="13">

前日のアクセス数を表示するには、パラメータの2番目を y とする。ディレクトリ ./old/ の小さめの数字画像を使用。

● 例5 (カウンタ名:test1、今日のアクセス数、3桁表示、./old/ の画像を使用)

<img src="/cgi-bin/count/tc.cgi?test1&t&&old&3" WIDTH="27" HEIGHT="13">

今日のアクセス数を表示するには、パラメータの2番目を t とする。

● 例6 (カウンタ名:hidden、隠しカウンタ)

<img src="/cgi-bin/count/tc.cgi?hidden&a&1&dmy" WIDTH="5" HEIGHT="5">

単色の小さなgif画像を作り、ディレクトリ ./dmy/ に、1.gif, 2.gif, … , 9.gif という名前で入れておき (中身は全て同じ)、パラメータの四番目(使用する数字画像)に dmy を指定する。表面的にはカウンタに見えませんが、管理ページや統計にはカウント数が記録されます。

■ 動作ログをクリアする
 管理ページのトップ(tdpcnt.cgi)で「動作ログのクリア」をチェックし、管理パスワードを入力し、「作業実行」ボタンを押すと、 動作ログをクリアすることができます。
 → 「カウンター動作ログをクリアしました。」と表示されればOK。
なお、動作ログは一日一回クリアされますので、基本的には行う必要はないです。(クリアされない仕様だったころの遺物です。)

■ カウンタログのクリア
カウンタログのクリアは管理ページからはできません。手動で行う場合は、tcdhst.txt という名前で空ファイルを作成し、$basedir の位置にある既存のファイルと同じ場所に上書きでFTPしてください。

Note…

■ 画像が崩れる原因
 T-Count 5 は各自で作成した GIF 画像も使用できますが、ファイルによって表示が崩れることがあります。統計的に以下のような画像は上手く行かない場合が多いようです。

・動画GIF(アニメーションGIF) … 動かない、表示されない等の症状が出ます。
・透過指定色が違う透過GIF … 統一されていないと、透過しない、色が崩れる等の症状が出ます。
・パレットが違うGIF … パレットを統一しないと、色が崩れる症状が出ます。
・インターレスGIF

自分で作成する際は、上記のような画像は作らないようにしてください。
Photoshop など GIF 画像を作成できるグラフィックソフトで自作したり、Digit Mania さんや他の素材サイトから取ってきたりしてください。

※ しかし、上の原因がどれも当てはまらなくても表示が崩れる場合もあります。使ってみて崩れたら、諦めて別の画像にした方が早いです。

■ TcounT 4 からの移行について
 T-Count 5 は、高機能でありながら、カウンタの管理が容易であるため、導入は比較的簡単に行えます。しかし、以前のバージョンである TcounT 4 とのデータの互換性がないため、自動的な移行は行えません。よって、T-Count 5 の管理ページより、手動で新たにカウンタを作成する必要があります。

■ 延べアクセス数とホストアクセス数の違い

T-Count 5 は延べアクセス数ホストアクセス数の両方を常にカウントするように作られています。違いは以下の通りです:

  • 述べアクセス数 … 同じ人(ホスト)が一日に複数回アクセスしてきた場合、回数全てをカウントする
  • ホストアクセス数 … 同じ人(ホスト)が一日に複数回アクセスしてきた場合、一回しかカウントしない

延べアクセス数を表示する場合は、2番目のパラメータに a, t, y をつけます。ホストアクセス数を表示する場合は、2番目のパラメータに ah, th, yh をつけます。T-Count 5 は常時両方の方法でカウントしていますので、表示の指定さえすればそちらの数を表示してくれます。ちなみに一般に配布されているCGIカウンタは、大抵どちらか一方しかカウントできないようです。(後者のほうが多い?)

■ 自動リカバリ機能の仕組みと保障範囲

T-Count5は多重同時アクセスによるカウンタリセットが起きた際に、過去ログを使ってカウント数を直前の数までリカバーする機能を持っています。リカバリは自動的に行われるので、管理者は特に意識する必要はありません。

 各種データファイルが消滅した際に、保障されるカウントデータの範囲は以下の通りです。(1.以外は殆ど起きません。)

  1. tcdall.txt が消滅 → 消える直前まで回復
  2. tcdall.txt, tcdbak.txt が同時に消滅 → その日の開始時点まで回復
  3. tcdall.txt, tcdbak.txt, tcdyst.txt が同時に消滅 → 自動リカバリはできません(手動でカウント数を設定しなおして回復)

■ その他の設定

管理用CGI(tcpadm.cgi)の「変数設定部」の直下にあるパラメータを使って以下のような設定が可能です:([~]は初期値)

  • $NEED_PASSWORD_FOR_LOGVIEW [0]
       … ログを見る際にパスワードを要する(1)か、要さない(0)かの設定。
  • $RECENT_DAYS_COUNT [7]
       … ログの上部に表示される「最近×日間の統計」の日数を設定。
  • $AVG_IGNORE_DAYS_COUNT [1]
       … カウント開始直後に統計対象から除外する日数を指定。(設置初日は設置時刻によってはカウント数が少なくなることが考えられ、平均値に影響を与えかねないので、初日のみ除外することをお勧めします。

2022.09.21 更新
T-Count 5 Ver. 5.03 では、ファイルロック方式が symlink から mkdir へと変更になりロジックも変更されたのですが、当方でテストした結果、不具合が判明しました。
具体的な事象としては、1画面にカウンタを3個同時に表示させ、ブラウザで何度か画面を再表示させる操作を行うと、アクセスカウンタの表示に失敗する事があります。
そこで、急遽、T-Count 5 Ver. 5.03+ のメンテナンスを行い、再度リリースすることにしました。

不具合の原因は、ロック状態の時にその都度、動作ログにステータスを出力し、画面にもエラー表示を行っているためです。この問題の解消のため、規定回数分のエラー表示を無効にしました。
なお、規定時間を超えた場合は、従来のロジックと同様、強制的にロック解除を行います。
これにより、カウンタ表示の不具合が解消され、TcounT 4 と同様に快適な運用が可能となります。

2023.12.24 追記
【T-Count 5 Ver. 5.04+】のリリース
T-Count 5 Ver.5.03+ において、日付が変わったタイミングで複数のタスクからアクセスがあった場合、サマリの二重出力が発生し、昨日のカウンタ(tcdyst.txt)が0になる現象を確認しています。
その対策として、サマリの二重出力防止のためのバージョン 5.04+ をリリースします。

これは、ロック解除のタイミング調整での対策となります。なお、当方でのテスト結果はOKでしたが、万が一この現象が発生した場合は、以下の方法で復元できます。

  • tcdhst.txt をエディタで開き、二重出力されたログを削除
  • tcdyst.txt をエディタで開き、昨日の日別統計を参照し昨日のカウンタを設定

プログラム利用規定・免責事項

このソースは、フリーウェアの再配布(改造版)の位置づけとさせて頂きますが、ライセンス規定は、配布元の「T-Count 5」* ならびに「gifcat.pl」に帰属します。
なお、ご利用の結果、いかなる損害に対しても当方は一切の責任を負いませんし、サポートも一切お受けしません。(但し、バグ報告は受け付けます)

以上の事を予めご承知の上でご利用願いますが、このプログラムの利用にあたって、ご一報頂けると嬉しく思います。

* 残念ながら、現在のところ「TcounT 5」の配布元は消滅しています。少なくとも、2015年5月までは存在していました。

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