最終更新日:2026年5月8日 at 11:54 AM

WordPress で構築された本Webサイトの常時 SSL(https)化の作業が完了しました。
また、同時に SSL化に伴い消失してしまった Facebook の「いいね!」数の復元にも成功しました!
今や何処のサイトも SSL化(暗号化)が当たり前になっており、SSL化されてないサイトは、Google の SEO ランキングでも低評価の扱いを受ける事が明らかになっています。
今更ながらではありますが、今やサイトの SSL化は避けて通れない道と判断し、この度、このWebサイトの SSL化を実施する事にしました。
なお、SSL化後の実際の通信プロトコルは、SSL(Secure Sockets Layer) では無く、TLS(Transport Layer Security) での通信(TLS 1.2/1.3)となります。ネットスケープ時代の SSL プロトコルは、セキュリティが破られたため、消滅しています。
因みに、コアサーバーは、TLS 1.3 に対応しております。Windows 10 の場合、「ネットワークと共有センター ⇒インターネットオプション ⇒詳細設定」から TLS 1.3(試験段階)が設定できます。TLS 1.3 に設定することで、より高速で強固な暗号化通信が可能となります。
以下にこれら一連の作業手順を纏めましたので、ご参考までにどうぞご一読下さいませ。
1. SSL化
1.1 サーバーのSSL設定

本サイトのレンタルサーバー「コアサーバー」のコントロールパネルへログインし、サイト設定で”無料SSL” を選択します。
なお、不測の事態に備え、SSL化の作業に先立ち WordPress プラグイン BackWPup で、予めデータベースならびに WordPress システムのバックアップはとっておきます。
1.2 WordPress の一般設定でアドレスを “https” に変更

WordPress の一般設定画面において、WordPress アドレスとサイトアドレスを “http” から “https” に変更します。
2021.03.17 更新
WordPress 5.7 のリリースにより、サイトヘルスに「HTTPSステータスチェック」が追加され、「サイトを更新して、HTTPSを使用する」ボタンから簡単に https(SSL)化できるようになりました。
以下に提示された Search Regex による内部リンクの修正処理も自動的に行われるようです。
1.3 WordPress プラグイン「Search Regex」を用いデータベースの内部リンクを修正

WordPress プラグイン Search Regex をインストール&有効化し、WordPress データベース内の内部リンクを “http://” から “https://” に変更します。「Search pattern」は置換対象の URL “http://” を「Replace pattern」には置換後の URL “https://” を入力します。
一旦、「Replace≫」ボタンで置換結果を確認した後。「Replace & Save≫」で一括置換します。
なお、Search Regex 以外にも便利なプラグイン Really Simple SSL というのもありますが、残念ながらこのプラグインを使用すると、同一ドメインの全ての内部リンクが “https://” に置き換わってしまうため、後述する「2.2 引き継ぎを実施したい記事ページの og:url を SSL化前のURLにする」の処理が出来なくなってしまいますので、このプラグインはお勧めしません。
1.4 プログラムに記述された内部リンクを修正
上記の作業にも拘わらず、SSL の鍵マークが表示されない場合は、テーマのプログラム「当サイトは、ホームページビルダー(HPB)」やプラグインに記述された内部リンクを調査し修正します。
(1) テーマのプログラム(HPB)を修正
以下のアクセスカウンターの CGI 呼び出し部分の URL を修正しました。
📌 front-page.php
<iframe width="300" height="100" frameborder="0" align="middle" scrolling="NO" seamless="seamless" name="counter" src="https://www.senris.com/counter.shtml">この部分はインラインフレームを使用しています。</iframe>
📌 header.php
<!-- アクセスカウンタのCGI呼び出し(TOP以外のページ) -->
<IMG src="https://www.senris.com/cgi-bin/TCount/tcount.cgi?count_sen&1" height="0" width="0">
なお、この他にも以下の CGI プログラムを修正しました。
・cgi-bin/TCount/ … グラフィックカウンター:2本の Perl プログラムを修正
・cgi-bin/launcher/ … ランチャー:1本の Perl プログラムを修正
・cgi-bin/joyful/ … 画像掲示板:7本の Perl プログラムを修正
(2) HPB プラグインの修正
上記の作業でも依然、鍵マークが表示されなかったので、更に調査を重ねたところ、HPB のダッシュボード・プラグインにも問題がある事が解りました。プラグインのソーシャルボタン関連のプログラムの記述が古く「http://」となっている部分を修正する事でこの問題が無事解決しました!
📌 social_buttons.php@hpbtool (はてなブックマークに追加ボタン修正)
$hatena_bookmark = '<div><a href="https://b.hatena.ne.jp/entry/'.get_permalink().'" class="hatena-bookmark-button" data-hatena-bookmark-title="'.get_the_title() .'" data-hatena-bookmark-layout="'.$hatema_bookmark_layout.'" title="このエントリーをはてなブックマークに追加">
<img src="https://b.st-hatena.com/images/entry-button/button-only.gif" alt="このエントリーをはてなブックマークに追加" width="20" height="20" style="border: none;" /></a><script type="text/javascript" src="https://b.st-hatena.com/js/bookmark_button.js" charset="utf-8" async="async"></script></div>
📌 social_buttons.php@hpbtool (LINEで送るボタン修正)
$send_by_line = '<div><a href="https://line.me/R/msg/text/?'.urlencode(get_the_title()) .'%0D%0A'.urlencode(get_permalink()) .'" class="send-by-line-button" target="blank">
<img src="'.HPB_PLUGIN_URL.'/image/social_button/'.$social_button_id.'.png" width="'.$line_button_width.'" height="'.$line_button_height.'" alt="LINEで送る" style="border:none; width:'.$line_button_width.'px !important; height:'.$line_button_height.'px !important;"></a></div>1.5 WordPress プラグイン「XML Sitemaps Generator」を実行し新たなサイトマップを構築

以下の手順は、XML Sitemaps Generator を使用している場合の例です。Yoast SEO などで XML サイトマップを生成している場合は、そのプラグインの管理パネルで通知を確認します。
ブラウザのアドレスバーに、無事、鍵マークが表示され SSL化が上手くいった場合、以下の WordPress プラグイン XML Sitemaps Generator を実行し新たなサイトマップを構築します。

1.6 Google アナリスティクスのプロパティを変更しビューを追加


Googleアナリスティクス へログインし、管理メニューよりプロパティ設定でデフォルトの URL を “https://” に変更します。また、続けてビュー設定においてもWebサイトの URL を “https://” に設定します。ビュー設定では、”http://” へのビューは必要ありません。ドメインは、”https://” のビューに統合されます。
1.7 Google Search Console にプロパティを追加




Google Search Console へログインし、”https://” のプロパティを追加します。最初の設定画面で所有権の確認が取れている場合は、プロパティを追加するだけの作業となります。何れも “www” あり “www” 無しのドメインに対してプロパティを追加します。
2020.3.17 追記
新URLが Google の検索エンジンへは未登録となっているため、Google Search Console の「URL検査」のメニューより、URL検査を実施後、新 URL(https://~)を Google インデックスに登録をリクエストします。

2020.10.08 追記
Google Search Console のプロパティタイプの選択において、ドメインを指定すると、旧プロトコルの http とSSL化後の https の URL を統合してドメインで一括管理できます。
🔗 Google Search Console へようこそ
ドメインプロパティの登録は、DNS レコードによる所有権の確認が必要となります。
因みに、コアサーバーでは以下のように value-domain.com にて、ドメインの DNS 設定を行います。
(4行目が Google の所有権確認に使用されます)
a * 202.172.26.41
mx @ 10
txt @ v=spf1 ip4:202.172.26.41 ~all
txt @ google-site-verification=***************
2. 301リダイレクト設定と Facebook の「いいね!」数の回復
2.1 Jetpack の OGP タグの出力抑制 (functions.php)
Jetpack がインストールされていて、テーマのプラグインにも SEO 機能が装備されている場合は、OGP(Open Graph protocol)タグが二重出力されてしまうため、テーマのプログラム「functions.php」に以下の行を追加する必要があります。
/* 【Jetpack】OGPタグの出力抑制 */
add_filter( 'jetpack_enable_open_graph', '__return_false' );
2.2 引き継ぎを実施したい記事ページの og:url をSSL化前の URL にする
引き継ぎを実施したい記事ページの OGPタグ「og:url」をSSL化前の古い URL にします。
これは、テーマのプラグイン hpb Dashboard(”hpbtool”)からコールされるプログラム “social_buttons.php” を修正する事で対応しました。なお、”20200206″ が SSL化前の記事の年月日となります。
<?php if(20200206 >= intval(get_the_date( 'Ymd' ))){
// SSL化前の記事だけOGPタグのURLを古いURLに変更する
$STR_OGP_URL = str_replace( 'https://', 'http://',get_permalink());
}else{
$STR_OGP_URL = get_permalink();
} ?>
<meta property="og:url" content="<?php echo esc_url($STR_OGP_URL); ?>"/>
2020.04.02 更新
Facebook の仕様の変更と思われますが、2020年4月1日より TOPページの OGP タグを旧 URL にすると、Facebook のシェアデバッガーでデバッグすると、以下のエラーが表示され旧 URL の「いいね!」の数が0になってしまいました。
⚠修正が必要な問題
循環リダイレクト
リダイレクトパスに循環が含まれているためカノニカル URL を解決できませんでした。
トップページの旧 URL が301リダイレクトで新 URL のトップページ(https)となっている場合は、OGP タグ「og:url」では旧 URL は指定出来なくなったようです。
よって、プログラム “social_buttons.php” を以下のように修正しました。
* 2022.07.25 / 2026.05.08 更新 – URLの正規化に伴いコード修正
$STR_DATA_HREF = get_permalink();
if ( 20200206 >= intval(get_the_date('Ymd')) ) {
if ( !is_front_page() ) { {
// TOPページ以外でなおかつSSL化前の記事だけdata-hrefのURLを古いURLに変更する
$STR_DATA_HREF = str_replace( 'https://', 'http://',$STR_DATA_HREF);
}
}2.3 SSLへ向けての “.htaccess” の301リダイレクト設定において、Facebook クローラーのみに旧URLを見せる
Facebook クローラーだけは、古い URL も見られるようにするものであり、それ以外のケースでは、301リダイレクトを実施します。
“.htaccess” に以下のスクリプトを追加しました。
* 2026.05.08 更新 – マークした行をコメントアウト
# BEGIN SSL Redirection
<IfModule mod_rewrite.c>
# SSL Redirect - Facebookクローラーは例外で、HTTPならリダイレクトさせない
RewriteEngine On
#RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} !(Facebot|facebookexternalhit/1.1) [NC]
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
# END SSL Redirection
3. Open Graph オブジェクトデバッガーでの確認

Facebook のクローラーが全てのブログに対して、新 URL の OGP 情報をスクレイピングするには時間が掛かるものと思われます。
よって、早急な「いいね!」数の回復を急ぐのならば、Facebook Developers Tool の一つである「Open Graph Object Debugger」を用い手動で強制的にスクレイピングを行う事で「いいね!」数を復元することは可能です。


オブジェクトデバッガーにおいて「新しいスクレイピング情報を取得」を選択することで、新 URL 用の新たな OGP プロパティが構築され、旧URL(http:)と新URL(https:)の Facebook「いいね!」数が合算された値が表示されるようになります。
以上の操作で、上記の通り「いいね!」数0を8に回復できました。
2020.04.01 更新
現在、「Open Graph Object Debugger」は、利用できなくなっています。代わりに、新しい Facebook のデバックツール シェアデバッガー が利用できます。
2020.03.01 追記
HPB より提供されたダッシュボード・プラグインのモジュール ”social_buttons.php@hpbtool” において、OGP タグ出力のコードが古く、”og:image” タグが最新の Facebook の規約(”App ID”は必須プロパティ、最小画像サイズは 200×200 ピクセル)に対応していなかったので、以下の通り修正を行いました。
WordPress version 4.4 でリリース(2017年12月)された関数「get_the_post_thumbnail_url( int|WP_Post $post = null, string|array $size = ‘post-thumbnail’ )」を用い、OGP の image タグを複数個設置しました。
<meta property="og:image" content="<?php echo esc_url(hpb_og_image_url($id)); ?>"/>↓
<meta property="og:image" content="<?php echo esc_url(hpb_get_thumbnail_url($id,'large')); ?>"/>
<meta property="og:image" content="<?php echo esc_url(hpb_get_thumbnail_url($id,'medium')); ?>"/>
さらには、以下のサムネイル画像の URL を生成する関数も追加します。
このスクリプトは、固定ページや記事ページからサムネイルの URL が取得できない場合は、当該投稿ページの添付画像からURLを取得し、もし、それでも取得できない場合は、テーマの画像の URL を返すようにプログラミングしています。
function hpb_get_thumbnail_url( $id, $size ) {
// OGP用サムネイル画像のURL取得
$thumbnail_url = get_the_post_thumbnail_url($id, $size);
if ( !$thumbnail_url ) {
$query = 'post_parent=' . $id . '&post_type=attachment&post_mime_type=image';
$postImg = get_children($query);
if ( !empty($postImg) ){
$keys = array_keys($postImg);
$num = $keys[sizeOf($keys)-1];
$thumb = wp_get_attachment_image_src($num, $size);
$thumbnail_url = clean_url($thumb[0]);
} else {
$thumbnail_url = get_bloginfo('template_directory').'/screenshot.jpg';
}
}
return $thumbnail_url;
}2020.09.19 追記
Facebook の仕様変更と思われますが、現在、上記の方法だけでは旧 URL のいいね!数のカウントが反映されなくなっています。
但し、Facebook のシェアデバッカーにおいて、カノニカル URL(http:)は以前のシェア数が正しく表示されますが、いいね!ボタンのカウントは ‘0’ が表示されます。
この問題に関しては、Facebook の「いいね!ボタン」のスクリプトを修正する事で対応可能です。詳細は、以下の記事に掲載しています。
2026.05.08 追記
Facebook の外部サイト向け「いいね!」「コメント」ボタン(ソーシャルプラグイン)は、アナウンス通り、2026年2月10日をもって廃止されました。詳しくは以下の記事をご参照ください。

